2017年、大学院で教育学を学んでいた久保田さん。親の負担を少しでも減らそうと、児童館でアルバイトを始めた矢先に事件は起きた。
少年にバットで殴打され、卒倒・・・しかし、救急車が呼ばれることも警察が呼ばれることもなかった。
それは、教育や、保育の現場で根強い“問題児が問題を起こすのは教員の指導力不足のため”という考え方がまかり通っているからだった。
そのため、繰り返される暴力行為に向き合わない職員たちがいた。
暴力が起こる素地はあったのだという。
久保田さんは事件から毎月、東京の病院まで後遺症の治療のため上京しなくてはならなくなった。
狂ってしまった人生、失ったものは夢やささやかな幸せまでも。
一方で加害少年が罪と向き合うという制度すらない現実。
事件から4年、被害女性が今思うこととは。
コメントを書く